妊娠・出産によってもらえるお金や、免除されるお金があるってご存じですか?
ほとんどの方が、一度は耳にしたことがある手当といえば
- 出産・育児一時金
- 出産手当金
- 育児休業給付金
- 児童手当
これら全て、妊娠・出産・育児中に貰えるお金です。
聞いたことはあるけれど、なんだか同じような名前で違いがよくわからないですよね。
そもそも、申請の手続きってどうなっているの?
病院や会社、行政が勝手にやってくれるの?
助成や、免除されるお金があるけどよくわからない。
実際にいくら貰えるのか、わからない。
分かりにくい内容を、FP事務所を舞台に3人のキャラクターが分かりやすく、お話していきたいと思います。

左:涼子さん・・・事務所の常連客、新婚さん。金融知識を勉強し始めた
中:吉永所長・・・真面目で腕利きFP事務所所長
右:夏美さん・・・新人FP。明るく元気でちょっと天然
序 章 手当金の紹介
第1章 傷病手当金
第2章 妊婦健診 →今回ご紹介
第3章 出産・育児一時金
第4章 出産手当金
第5章 育児休業給付金
第6章 児童手当
第7章 免除されるお金
本来であれば妊娠は病気ではないため、妊婦健診にかかる費用は全額自己負担になります。

でも健診に行っている友達はみんな、そんな高い検診費用支払ってないはずです。
健診費用は高額で経済的にかなり負担になってしまいます。
そのため、各自治体は
妊婦健診の費用の一部を助成する制度を設けています。

“出典:あきる野市子育て応援サイト“
医療機関の受付で、自治体から交付された受診票を提出すると、検査にかかる費用が助成されるしくみです。
つまり、実際に窓口で支払う費用負担が軽減されますね。


回数は自治体により異なりますが、
多くの自治体は平均14回分の妊婦健診費用が助成されます。
これは、厚生労働省が推奨している検診スケジュールと回数です。

“出典:厚生労働省“
それ以外の自治体医療機関を受診される場合は、一度全額自己負担で妊婦健診費用を支払う必要があります。しかし
後日、住まいの自治体へ申請することで費用は戻ってきます。
忘れずに申請してください。
確定申告でお金が戻ってくる場合や、次年度の税金が控除される場合があります。
健診のため使った交通費、バス代・電車代・タクシー代も医療費として確定申告できるので領収書は捨てないでください。

知りませんでした。
もったいない。
次回は出産・育児一時金について、お話しします。
それとも出産の時だったかしら?
