
前回までのお話はこちらから↓
「仮想通貨って一体何?」
「3分でわかるビットコイン講座」
【新興国で人気!そのワケは?】

銀行や通貨への信用が薄いからです
国が通貨の価値を守ろうとし、銀行がそう簡単に破綻しない我々日本人からしてみれば信じられない話ですが、世界には日本のような国の方が少数派なんです。
ここで一度銀行という制度を、振り返ってみましょう
【一般的な銀行とお金の仕組み】
そして銀行は、政府の許可をもらって銀行業を営んでいます。
涼子さんは銀行の審査を受けて、それに合格した上で 銀行口座を持っているわけです。
銀行はその利息やその他の手数料で、生計を立てているわけです。
それが当たり前だと思っていました
そして手数料が取られる。
引き出せば現金がATMから出てくる。
私たちにとっては、ごくごく当たり前の日常的な話です。

確かに、もともとお金の価値や存在自体が揺らぎやすいと思っているなら、仮想通貨に不安感は持たないですよね。
便利で手数料が安い仮想通貨は、もってこいとなるわけだ
そういった観点からすると、ビットコインの普及は先進国よりも発展国や新興国の方が早いと思います。
実際、マウントゴックスの例もありますし
ビットコインは、国や銀行を超える力強い保証を持っているともいえるんです
【利用者のネットワークでビットコインを守る?】


【完全破壊は不可能⁉】
データを破壊するには、ネットワークに参加する全てのコンピュータを、ほぼ同時に破壊するしか方法はないんです。
世界中のあらゆるコンピューターを同時にですよ?
そんなことはまず不可能です。

画期的かつ信頼性が高いので、今様々な分野でブロックチェーンの仕組みが取り入れられ始めています。
ブロックチェーンを使うことで、改ざん不可能な透明性の高いシステムが創れるんです。
ということは、データをいじるのもすべてを同時にいじらないといけないってことですか?
【ビットコインには管理者がいない?】

このブロックチェーンにこそ、ビットコインが国や銀行など中央支配機関を持たずとも価値を保てる秘訣があるんです!
中央支配機関がないビットコインの信用は、ネットワーク参加者全体で相互に形成されています。
一般的なお金では、その法定通貨という名が表すとおり、国が発行して流通をコントロールしています。
そのため、国が財政に失敗したり、通貨を発行しすぎたりすると、お金の価値がどんどん下がってしまう可能性が出てきます。
もし本当にそれが今後起こったら、怖いなぁ…。
ビットコインは、全てのプログラムが無償で一般公開されているのですが、その中にはビットコイン自体が発行される量までが最初から組み込まれているのです。
それによりビットコイン自体の価値は、保たれ続けられるようになっています
そう聞くと、確かに国や銀行の後ろ盾がなくても、逆にないからこそ価値が落ちないってことですよね
日本円や米ドルのように、中央管理する誰かが発行量や流通量を決めて価値をコントロールしているわけではありません。
ビットコインは最初からこの先どのように発行されていくかが明記されているという点において、実は極めて「透明性が高く」、通常の通貨よりも安全といえるんです。


『怪しい』、『危ない』、『消えそう』そんなイメージを持たれることの多い仮想通貨ですが、真の姿をご理解いただけたでしょうか?
近い将来、驚くべきスピードで普及するかもしれない仮想通貨。
偏見を持たずに情報を集めていくことが、何より大切なのを忘れないでくださいね
