
ファイナンシャルプランナーって何?

Episode2~1~
「銀行預金じゃお金が減る!?」

どこにしていいかとか、本当に増えるのかとか不安が出てきてつい二の足を踏んでしまうんですよね。
別にこのままでも増えこそしなくても、減りはしないしと思っちゃって。

ただ、
実質的にそういう風に、なっていくということです。
どういうこと~?
缶ジュースだけでなく、
ほとんどのものが10年前に比べると値段が高くなっているんです。

昔なら9本買えた缶ジュースが、今では7本しか買えないんです。
額は同じでも、価値が変わってしまっているんです。
つまり、1000円というお金は実質的に減ってしまっているのと同じなんです!
元本は変わらないけど、価値が変わるってことですかね?
しかし物価が上がって、100万円でできることが今の50万円でできることと同じになってしまえば、それは100万円が50万円に減ってしまうのと同じです。
でも、そんなに急に物価が上がったりするんですか?
缶ジュースだってたかが20円じゃないですか
もう缶ジュースに入っている砂糖の量くらい甘いです。
いいですか。
涼子さんはアベノミクスってご存知ですよね?
デフレ脱却のためにはインフレを起こさないといけないからです。

インフレターゲットとは、一定の物価上昇を目指した金融政策の手法で、あらかじめインフレ率に目標値を設定しておき、その目標を達成するように紙幣の発行を増やすなどの金融政策を日銀が実施することです。
つまり今不況から抜け出すために大量のお金を世に出まわし、
物価を2%あげている真っ最中なんです
お金の量が少ないから、お金が貴重品になってしまって使いたがらない。
だからお金が世に出回らず、不況になってしまうんです。
それなら日本で唯一お札を刷れる日本銀行に、もっと大量のお金を作り出してもらい世の中に出回らせて皆が使えるようにすればいいということになるんですよ
つまり、先ほど言ったように、今持っているお金の価値が減って、その分実質的にお金が無くなることになります。
全然気づきませんでした!
これは実質的には、物価が上がっているのと同じことなんですよ。
それだけでなく、原材料や運送料に消費増税の影響が出たことで値上がりした商品もあれば、増税に便乗して今まで控えてた値上げをしてしまったケースもたくさんあります。

ちょうど先日、総務省が6月の生鮮食品を除く全国消費者物価指数を発表しましたが、
昨年6月以来、13カ月続けての上昇
となっています。
消費税が上がったことを加味しても、
日本は13ヶ月連続で物価が上がってきたということ、長らく続いた「デフレ」から「インフレ」が意識され始めたということです。
