前回の話はコチラ↓
親の介護が必要になる前に!アラサーの今からしておくべき準備とは?
前回の話で、親の介護も考えないといけない必要性を感じていただけたかと思います。
では親が元気なうちに、具体的に何を話し合っておくべきなのでしょうか?
ポイントとなる3つをご紹介致します。
①認知症になった時は?



認知症の症状として代表的なのは物忘れがあります。お昼ご飯を食べたかどうか忘れたはまだ可愛いもので、大変なのはお金の管理です!
お金のはいった袋をなくしたり、通帳を置いた場所がわからなくなったり、振込を滞納するケースがあります。また振込め詐欺などの存在もあります。
基本的には電話ではお金の話をしないことやATMの引出し上限を1万円などに下げてしまう対策があります。一番はそういった認知症が疑われる症状が出た場合は別の人(子供など)が管理するのが安全だと思います。あとは成年後見人制度を利用する手段もあります。


それに対して成年後見人制度は精神的、判断能力が衰えた時に本人を支える制度です。対象となる人の判断能力によっても3つ(後見人、保佐人、補助人)に分けられます。
後見人は血の繋がった親族がなるのが一般的ですが、弁護士や税理士、司法書士、一般の人などが務めるケースもあります。

引用:http://tahara-shakyo.or.jp/koken/center.htm


①財産管理(現金、収入支出、金融商品の管理、納税などの税務処理)
②身上監護(医療、施設、介護、生活に関する契約)です。
親族が近くにいなくても利用できるので、気になる方は地域包括センターという各市区町村にある介護サービスや保健福祉サービスなどの相談窓口を利用してみて下さい。


②介護費用はどうする?介護する人は?


✅親は子供と同居したいか?(同居によって2世帯など住宅改修する場合あり)
✅遠くに別居している場合は親を自分の近くに呼び寄せるか、自分が近くに引っ越すか?(交通費、引っ越し代などかかります)
✅他に頼れる親の兄弟、親戚はいるか?
✅誰が主に介護をするか?
✅費用は誰が主に出すか?
✅施設で過ごしたいか?自宅で過ごしたいか?
などがあります。自分の兄弟や親戚などいる場合は、一方が介護、もう一方が費用を負担するなど、役割を決めて負担を平等にするようにしましょう。



③遺品の片付けは?





主にあげるとしたら5つの理由があります。
①大型家具や家電の処分が楽
②遠方のため何度も足を運べない
③片付ける自分たちの体力が不安や予定が取れない(依頼者が高齢や病床中の方もいるようです)
④遺品の数が多すぎて自分達では時間がかかる
⑤まだ死別の気持ちの整理がつかないので第三者に依頼したい
遺品整理業者は不用品処理とは違って、遺族の気持ちを汲み取ってくれます。遺品が故人の大切にされているものかどうかをご遺族と確認しながら作業します。遺品の供養もしてくれるそうです。






話し合いをして未来を逆算する




そのためには様々な情報を得て学んで実践する必要があります。


介護の値段などはケアマネージャーが主に行いますが、全体の資産管理は不動産(持ち家など)、保険、税金、相続なども関わってくるのでプロのファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めします。自分の家族や親が幸せに過ごせるように今から対策をとりましょう。ぜひご相談ください。

